2009年2月18日

このモヤモヤを

セカイカメラのお披露目があった様子。


Wi-Fi複数親機の電波から位置を割り出して、その近辺のエアタグ情報を取得して、遠さにあわせて大きさを変えて、カメラ画像にオーバレイで表示する。カメラ画像とのリンクは特になし(ただの背景として表示するだけ)。


みたいです。


まあ、これだけでも十分におもしろそうなことはたしかなのですが、いままでの経緯を考えると、僕はどうしても素直に受け入れられない。


それはやっぱり去年の「夢の技術を実現したようなデモビデオ」と、TechCrunch50での


>技術の詳細が今ひとつクリアでない点に質問が及ぶと、「僕らには特許があります」


とかの発言。


「そんだけ言ってて、出てきたのがこれ?」ですよ。技術面で不安視されていたところはすべて放棄した実装なんだもん。


これがセカイカメラ正式版と呼ばれてOKなものなのであれば、「当時のデモビデオの演出の上手さ」「電脳コイルというキーワード」「本当に現実との重ねあわせを実現していたARToolKitのすばらしさ」にひっぱられて、僕がセカイカメラというものを勝手に拡大解釈していた、という結論になってしまうのでしょうか。


世間のセカイカメラに期待していた人は、今回の内容で満足いったのかな。「これが最初の一歩」ってことで納得してるの?もしくは、セカイカメラって名前のアプリが出ればOKで、内容は特にこだわらないの?




書いたら負けと思いながら、やっぱり書いちゃった。ちくしょうまんまと...。




当時に「今のiPhoneではここまでは無理です。ビデオは将来に向けてのコンセプトデモです。」の一言があれば、どれだけ僕が素直になれたかわかってんのかー!

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