2006年3月15日

ヤングシマコー


カメラ目線じゃないスナップショットみたいな絵が描きたいんですけど、正面(描き手)を意識した、横を向いてるというよりは正面から目をそらしてるみたいになってしまうのです。



昨日イブニングで読んだヤング島耕作の話が頭にずっと引っかかってます。
話の内容は、
・島耕作の部下(アメリカ帰りで個人主義っぽく見える)が中心の話。部下Aと書きます。
・部下Aが仕事を依頼したデザイン会社の人が、文字のフォントを指定したものとは間違えたポスターを作成してしまった。
・部下Aが、そこを指摘して、直してくれというと、部下Aを飛ばして上司の島耕作に「間に合わないからなんとか助けてくれ、これでOKしてくれ」みたいな話をしてきた。
・島耕作も元の指定のフォントのほうがいいと思ったので、さすがにそのままOK出せずに、別の部下Bを手伝いに呼んで、島耕作とデザイン会社の人で徹夜でフォント変更対応。
・部下Aは、その日は会社の別件対応でその場には来れなかった。(デザイン会社の人は「なんで居ないんだ」って文句言ってた。)
・翌日、部下Aが修正後のポスターを受け取りに来て、仕上げが雑なことに気づき、そこを指摘。
・デザイン会社の人が突然切れて、怒鳴りつけてきた上、部下Aの鼻に指をつっこんでそのままアッパー。部下Aはふっとんで鼻血。
・会社に帰って、島耕作に「あそこのデザイン会社、変えましょう」と相談したら、「裏事情を知らないおまえのようなヤツがそんなことをいうのは100万年早い!」って怒られた。
・おわり。
これ、部下の人、別に悪くないよね…。話の中で、なんか嫌なヤツにしたいような雰囲気で描画されてたのでかわいそうでした。もし、来週、この続きの話でフォロー(雑なポスターに重役が気づいて、その調査の結果、デザイン会社がミスをごまかそうとした経緯が発覚とか)があったらすごいんだけど、多分これで終わりなんだろうな。
イブニング読者世代って僕と同じような感想を持つと思うんだけどな。どういう読者層に受けることを想定して描いた話なんだろう。もしくは、こういうモヤモヤを感じさせるために狙って描いたのか?だとしたらヤラレタ。
これがほんとに団塊の世代の若いころの会社の姿なんだとしたら、僕は、その時代の会社で働くことがなくてホントによかったと思います。

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